エピジェネティクスは、DNA配列の変化なしに遺伝子の活性を調節する仕組みであり、環境適応、発生、生殖など多くの生物学的イベントを司る重要なメカニズムです。
藤研究室では、エピジェネティクスの探求により、植物の世界に革命をもたらす可能性を追求しています。
基礎研究の先駆的成果をもとに、新たなパラダイムを築くことで、植物の生育や環境適応性を革新し、持続可能な未来の実現に貢献することを目指しています。
エピジェネティクスは真核生物に共通し、生命現象の根幹を司る仕組みです。
変異体を種子として保存でき、また、動物では致死的な突然変異があっても植物は成長できるケースが多いため、植物は、当該分野をリードしてきました。
実際に他生物研究者との交流も盛んです。分子生物学、生化学、遺伝学などに加え、ゲノミクス(情報解析)も学べます。
技術進歩により解析手法が簡便化した今、研究のクオリティはアイデア勝負です。なぜ?どうして?を深く追究し、現象から真理を探究する楽しさを是非味わってください。
また植物は、食糧、エネルギー、環境問題などSDGs解決に欠かせません。エピジェネティクスを応用した人為的遺伝子操作技術の創出にも挑んでおり、物を作り出す楽しさも体験できます。
基礎も応用も、ウェットもドライも。欲張りな方、考えることが好きな方を歓迎します!
藤 泰子
東京工業大学 生命理工学院 藤研究室
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